刃物のお手入れ・保管方法
打ち刃物の包丁や鉈、ナイフなど、鋼製の刃物は手入れを怠ると、どうしても錆(サビ)が出てしまいます。この錆を出さないためにも、使った後は適切な手入れ、保管が必要となります。鍛冶職人に聞いたところ、包丁や鉈、ナイフ共にお手入れ方法がほとんど同じだったので、一緒に掲載させていただきました。ご参考になさってください。
まず、使い終わったら洗剤などを使い、汚れをキレイに洗い落とします。 そして乾いたタオルや布巾で、水気を完全にふき取ります。
包丁など、殺菌と乾燥をかねて火であぶる方がいますが、これは厳禁です。 火であぶると刃がなまってしまい、切れ味が格段に落ちてしまうそうです。殺菌したい場合は、熱湯消毒するようにしましょう。
しばらく使わない場合は、サビ防止のため刃物用のお手入れ油や、サラダ油などの植物性のオイルを軽く塗ります。ナイフや鉈は、刃物用のお手入れ油をオススメします。
※サラダ油は長期間経つとべた付いて落ちにくくなることがありますので、長期間保管される場合は、少なくとも一年に一度は洗い落として塗り直すか、刃物用のお手入れ油をご利用ください。
この後は、新聞紙に包んでの保管がお薦めです。 水気をよくふき取って、乾燥した場所に保管するのですが、新聞紙は湿気から刃をガードしてくれますので、保管方法として最適です。
和式ナイフなどケースに入っている場合は、ケースから出して新聞紙に包んで保管しましょう。