黒鳥 舟行包丁 浜千鳥 16.5cm（名入れ不可）

伝統的な和柄「浜千鳥」

 

片面に伝統的な和柄「浜千鳥（はまちどり）」がデザインされた、美しい舟行（ふなゆき）包丁。


千鳥とは水辺に棲んでいて群れで飛ぶ小鳥の総称で、「千鳥」＝「千取り」とかけて、勝利や目標達成をあらわす縁起の良い柄です。


舟行包丁は漁師が漁に出るとき舟に持って行き、舟の上で使う事が多かったそうで、タイプ的には三徳包丁と同じく肉、魚、野菜のどれにも使用できる便利な万能包丁です。
刃は薄く軽いのでとりまわしが良く、使い勝手に優れていて、これ一本あれば大抵のことは事足ります。


サイズは、ご家庭で使いやすい刃渡り16.5cm。
刃は「両刃」ですので、左利きの方もそのままお使いいただけます。
両刃包丁は切るものに対して刃がまっすぐ入るので、初級者から上級者まで扱いやすい包丁です。

 

錆びに強く研ぎやすい「銀三鋼」

 

鋼材には、「銀三（ぎんさん）」とよばれるステンレス鋼を使用。白鋼、青鋼などの安来鋼（やすきはがね）を製造する日立金属が作っている刃物鋼です。
ステンレス鋼の中でも炭素量を増やし硬度を上げたのがこの銀三鋼（銀紙3）で、鋼（はがね）に勝るとも劣らない切れ味を誇ります。


ステンレスなのでサビに強いのはもちろん、長切れし、かつ研ぎやすく刃を付けやすいので、料理関係のプロにも人気が高い鋼材です。
また背まで焼き入れした鋼材が入っており、長い期間の使用でどれだけ研いで小さくなってもお使い頂けます。


表面は鏡のように磨き上げた「鏡面仕上げ」。
手間とコストがかかる反面、鏡面加工を施すと、錆びにくいうえ表面がとても滑らかになり、食材の切り口が崩れにくくなるというメリットがあります。


柄には八角のクルミ（ウォルナット）を使用し、鏡面仕上げに負けない洗練された雰囲気。
化粧箱入りで、お料理好きの方への贈り物にもピッタリです。


サビに強く、鋼材と研ぎにこだわり一本一本丁寧に刃付けした舟行包丁。
「包丁は錆びたときのお手入れがちょっと・・・」という方にも安心の、お手入れ簡単で切れ味鋭い万能包丁です。

▼サイズ/仕様
【鋼】安来鋼 銀3ステンレス鋼
【柄】八角胡桃柄ステン輪金付
【全長】約31cm
【刃渡り】約16.5cm
【刃幅】約5cm
【背厚】約3mm
【刃】両刃
【利き腕】左右共通
※サイズ等は多少の個体差がございます。
※柄は自然素材のため色味や模様の入り方は一本一本異なります。

■刃付けについて
刃付け済み。薄く研いでいますので、刃部に横から力がかかるような使い方はお控えください（刃こぼれの原因となります）。

■その他注意点等
・凍ったままの冷凍食品はお切りにならないようお願いします。
・食洗器や乾燥機はご使用いただけません。
・一本一本手作りのため、画像は代表画像です。

鍛冶職人紹介

 

黒鳥鍛造工場 六代目 梶原弘資
山林用、農業用、 狩猟用、家庭用等多種多様な刃物を製造

明治の初め、初代梶原平次が土佐安芸郡黒鳥より四万十町本堂に移り住み、鍛工場を創業。以来、百三十余年に渡り、野鍛冶として地域の人々の要望に答えながら多種多様な刃物を作り続けてきたのが黒鳥鍛造工場です。

鍛造から研磨まで一貫して行える腕利きの職人が揃い、六代目の弘資さんが中心となり現場を指揮。時代にあわせてデザイン性のある包丁の制作など、新商品の開発もおこないながら、技術と伝統の継承にも力を入れています。

▼黒鳥鍛造 銀三ステンレス切れ味確認▼（※音声有り）