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レッドオルカ 土佐剣鉈 甲伏せ造り 義光(名入れ不可)

¥56,000
サイズ

※写真は代表画像(サイズは八寸)です

名入れできません
レッドオルカ 土佐剣鉈 甲伏せ造り 義光
レッドオルカ/red orca
レッドオルカ 土佐剣鉈 redorca

レッドオルカの本格和式ナイフ

 

ナイフマガジンなどの雑誌で度々特集を組まれるなど、人気のナイフブランドに成長したレッドオルカ(redorca)の本格和式ナイフです。


中学を卒業後、父である二代目秋友義光に師事し、昭和39年に三代目を襲名した鍛冶職人 秋友義彦は、「鍛造の切れ味を持ちながら、弾力があるもの、他にはない物を造りたい」という想いから1995年に甲伏せ造りの技術を駆使したレッドオルカを産み出し、現在は三代目秋友義彦氏の技術を継承したお弟子さんが制作を担っています。


鍛冶職人として非常に評価の高かった二代目、秋友義光。
この義光が制作した土佐型剣鉈の形状を、レッドオルカとして復活させたことから、この剣鉈の名前には尊敬の念をこめて「レッドオルカ 甲伏せ造り 義光」と名付けられています。


本来、日本刀の製法である「甲伏せ造り」の高い技術から生まれた和式ナイフは切れ味抜群。
ロゴマークになっているのは「匠」という意味の梵字。
そして「レッドオルカ/red orca」というブランド名は、販売責任者の秋友祥造が好きだという鯱(シャチ)にちなんで付けられました。


甲伏せ造りで鍛えた究極の本焼き

 

狩猟には、刺してすぐ抜ける磨き仕上げが良く、磨き仕上げの中でも、甲伏せ造り(本焼き)が最適なんだそうです。


甲伏せ造りとは、日本刀と同じ製法で高度な技術と経験が求められる難しい技法。
従来の打ち刃物は、鉄の中に鋼を割り込む(鋼を鉄で挟む)のですが、甲伏せ造りはその逆、日本刀と同じで 「鋼の中に鉄を割り込む」、言い換えれば「心金となる極軟鉄に鋼を巻く」方法で造られています。


鋼は、安来鋼(やすきはがね)の白鋼を使用。 炭素が多く含まれているので鋭い切れ味が得られるのと、研ぎやすさとを兼ね備えた鋼です。


この高度な技術が求められる製法で、手間暇かけて鍛造されているからこそ、安来鋼(やすきはがね)でスプリング材ほどの弾力をもち、強靱かつ刃持ちがよい(欠けにくい)ブレードが実現されました。



Q:外側が鋼で中が鉄だから、研いでいくと鋼がなくなって切れなくなる?

A:理論的にはそうなりますが、かなり長期間使っても問題のない厚みがありますので(鍛冶職人曰く一生物とのこと)、刃を研ぐ分にはまず心配しなくても大丈夫です。(刃の部分は約半分、横の平らな部分は約三分の一が鋼です)



 

軽く強靱な理想型の剣鉈

 

仕上げは少し上の方が霞んでいるように見える「背霞み(せがすみ)仕上げ」。
霞のように仕上がるのは、刃先が硬くちゃんと焼きが入っている証なんだそうです。
また、切っ先が一寸( 3cm)ほど、背の側にも刃のような角度が付いている「小鳥丸造り(切っ先諸刃造り)」 に仕上げているので、刃を刺したときに抜群のくい込みが得られます(※背側に刃は付いていません)。


刃は「両刃」ですので、手を持ち替えての使用もOK。左利きの方もそのままお使いいただけます。
両刃の刃物は、切るものに対して刃がまっすぐ入ることから、初級者から上級者まで扱いやすい刃物です。
(但し、革鞘は左腰装着用(右利き用)です。右腰に装着される場合は、刃の向きが逆になるので抜き差し時にご注意ください。)


そして特徴的なのがその軽さ。
山に入る際の重要なポイントとして和式ナイフの「軽さ」があると思いますが、甲伏せ造りは通常の刃物で鉄を使う部分に鋼を使用しており、鋼は鉄よりも軽いため、結果的にかなり軽く仕上がっています。


さらに、このレッドオルカは細身に仕上げているので、疲れにくく、振りやすいというのも特徴です。
まさに、「よく切れ、軽く強靱な、理想型の剣鉈」といえるでしょう。

レッドオルカ 土佐剣鉈 甲伏せ造り 義光


お客様からの嬉しいご感想

 

先日レッドオルカ8寸剣鉈を購入させていただきました。
早速山へもって行き使用しましたが(ボランティアで登山道整備をしています) とても具合が良く満足のいくものでした。
登山道上にせり出した枝を払ったり下草を刈ったりが主な作業ですが バランスが良いので振りやすく疲れを感じませんでした。
剣鉈ですから「刺す・切る・削る」動きもできるのでこの一本で山でのほとんど全ての行動が可能だと思います。また、しっかりした造りで安心感もあります。
東京都 K様


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以下は、red orca 秋友祥造さんに使用用途などを聞いたときのコメントです。

このタイプの土佐型剣鉈は「への字」型をしており、急な斜面などで木々を伐採する場合に、ある程度、刃の根元付近に力がかかるので刈りやすい剣鉈です。草がボウボウに生える道なき道を切り開く用途が主です。

・腰鉈のように木々の伐採・竹割鉈と同じ用途で使用。

・追い込み猟(犬)・罠猟にて大型の獣のトドメ刺し、及び血抜き。
猟銃を使用する猟で(剣鉈を使用することで)銃弾の温存。
主に細身(刃幅が広いと血が焼け腐る・・・肉が硬くなり、つまり捨てる部分が多くなる)で磨きの物が良いとされますが、一本で多様に使いたいが為、35㎜位の刃幅が主流です。
・首の解体(鹿)

・器用な人は柳刃庖丁とほぼ同じ使い方をします。

・牛の解体
アメリカでは、牛を解体するのにステン全鋼のモノより切れるし、油滑り(肉にくっつきにくい)がよいのでちょうどいいという人もいました。

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鞘にまでこだわり抜いた名品

 

牛革製の丈夫なケースは、ベルト通し付きで腰につけての移動も可能です。ワンポイントでレッドオルカの刻印が施されており、何ともいえない「渋い」雰囲気に仕上がっています。


柄には樫の木を使い、一度焼いてからオイルステインという仕上げをしています。
安全性を考え、刃元と柄の間には真鍮製のつばを装着。 誤って指を切ってしまう心配はありません。
またサイズは刃渡り21cm、24cmからお選びいただけます。


切れ味(くい込み)が良く、強度も強いのがレッドオルカの鉈。
重さで押し切る鉈とは、ひと味もふた味も違います。


がんばった自分へのご褒美に・・・
「本物」を好む大切な方への贈り物に・・・
ワンランク上の上質な刃物を使いたいあなたに・・・


山仕事や狩猟だけじゃなくアウトドアでも活躍する和式ナイフ。
強靱で、軽く扱いやすい和式ナイフをお探しなら、迷わずこのレッドオルカの土佐剣鉈をお薦めします。


▼サイズ/仕様
【鋼】安来鋼 白鋼2号
【刃】両刃
【サイズ】
・七寸:全長約39cm/刃渡り約21cm
・八寸:全長約42cm/刃渡り約24cm
【刃幅】
・七寸:約3.8cm
・八寸:約3.8cm
【背の厚み】約5~6mm
【柄】樫の木
【ケース】革製
【利き腕】左右共通

※サイズ等は多少の個体差がございます。ご了承下さい。
※一本一本手作りのため、画像は代表画像です。
※ケースは左腰装着用(右利き用)です。右腰にも装着できますが、刃の向きが逆になるので抜き差し時にご注意ください。



鍛冶職人紹介

 

秋友鍛造所
三代目 秋友義彦
昭和19年生まれ。中学を卒業後、二代目秋友義光に師事。昭和39年に三代目を襲名する。

販売責任者 秋友祥造
昭和49年生まれ。三代目秋友義彦を父に持ち、伝統の甲伏せ造りをレッドオルカというブランドに育てる。

道に車を止めて、公園脇の小道を歩いていくと、秋友鍛造所があります。
庭からお邪魔すると、正面の作業場では販売担当の秋友祥造さんが柄の加工を行っていました。
得意分野は鉈、ナイフで、雑誌にもたびたび取り上げられるレッドオルカ/red orcaというブランドで多くのファンに愛されています。

レッドオルカは、秋友義彦さんが中学を卒業後、父である二代目秋友義光に師事し、昭和39年に三代目を襲名したのち「鍛造の切れ味を持ちながら、弾力があるもの、他にはない物を造りたい」という想いから1995年に甲伏せ造りにたどりつき生み出されました。

甲伏せ造りとは、日本刀と同じ製法で、高度な技術と経験が求められる難しい技法。
従来の打ち刃物は、鉄の中に鋼を割り込む(鋼を鉄で挟む)のですが、甲伏せ造りはその逆、日本刀と同じ作り方で「鋼の中に鉄を割り込む」言い換えれば、「心金となる極軟鉄に鋼を巻く」方法で造られます。
この高度な技術が求められる製法で、手間暇かけて鍛造されているからこそ、安来鋼(やすきはがね)でスプリング材ほどの弾力をもち、強靱かつ刃持ちがよい(欠けない)ブレードを実現できたそうです。
ちなみに、「レッドオルカ/red orca」 というブランド名は販売責任者の秋友祥造が好きだという鯱(シャチ)にちなんで付けられたそうです。
現在は上村鍛造所の二代目鍛冶師とのコラボでredorca+1(レッドオルカプラスワン)シリーズも誕生しています。