本場高知より包丁ナイフなど土佐打刃物の専門店
商品代・税込33,000円以上で送料無料

土佐打刃物の歴史

高知の特産品 土佐打刃物


土佐打刃物(とさうちはもの)は国の伝統的工芸品として認定されています。
高知県で認定されているのは、土佐打刃物と土佐和紙の二つだけです。


高知が「土佐」と呼ばれていた頃から脈々と続く土佐打刃物。この土佐の地で発祥した土佐打刃物には、400年にも及ぶ歴史があります。

高知は暖かく雨が多いため良木に恵まれ、昔から全国に多くの木材を搬出してきました。その木材の伐採に必要なため、古くから打刃物が造られ、使用されてきたというルーツがあります。

また鎌倉時代の後期(1300年頃)に、大和国(現在の奈良県)から移り住んだ刀鍛冶、五郎左衛門吉光派が武具刀剣等を鍛造し、室町末期まで繁栄したそうです。その刀鍛冶の技術は、農業や山林用の打ち刃物の技術と相まって数多くの鍛冶屋が存在していました。

「土佐打刃物」としての本格的な始まりは江戸時代からで、土佐藩の財政難による元和(げんな)改革から始まります。

土佐藩の家老「野中兼山」が進める農業、山林収益策によって木材の伐採や新田作りが活性化。これに伴い農業、林業用の打刃物の需要も大幅に伸び、品質や技術が向上しました。

なぜ当店のある土佐山田町が「土佐打刃物発祥の地」と呼ばれているかというと、1590年頃、当時の領主 長宗我部元親が豊臣秀吉の小田原征伐に参戦したおり 刀鍛冶職を連れ帰り、現在の香美市土佐山田町に住まわせました。この鍛冶職人のおかげで土佐打刃物の技術が著しく発展したといわれている事が、由来しております。

また、よく他の産地との違いを聞かれるのですが、一般的に土佐刃物は鍛造から刃付け、仕上げまでを職人が一貫して行うため、自由度が高く「自由鍛造」とも呼ばれています。 そのため、分業体制の刃物に比べコストパフォーマンスの高い刃物に仕上がっています。

伝統的な鍛造技術を駆使し発展を続けてきた、高知の特産品でもある土佐打刃物。 末永くご愛用いただけますことを願っております。