本場高知より包丁ナイフなど土佐打刃物の専門店
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銀杏刃型 切斧(名入れ不可)

¥11,990
この商品は名入れできません
銀杏刃型 切斧 片手斧 ハンドアックス

枝打ちや薪割りに活躍する片手斧

 

この銀杏刃型(いちょうばがた)切斧は、枝を切り落とす「枝打ち」作業や細めの薪を割るときに便利な片手斧です。


斧には一般的に割斧(わりおの)と切斧(きりおの)があり、割斧は主に薪を割るのを目的としているので刃が厚く重いのに対し、切斧は刃が比較的シャープなので、対象物に食い込みやすく、枝打ちや薪割り以外にもアウトドアなど幅広いシーンで活躍します。
また、割斧に比べるとそれほど重くないので、女性でも比較的扱いやすいと思います。


刃の面には片面に3本、もう一方の面に4本の線がそれぞれ刻まれています。
これは諸説ありますが、安全を祈願して「身(3)を避(4)ける」という意味があったり、3本線は「御神酒(おみき)」を表し、4本線は「四気(よき)」で、「太陽、土、水、空気」を表しているといわれています。
※「四気」は「四大(地水火風)」を表しているという説もあります。


銀杏刃型 切斧 片手斧 ハンドアックス

 

背は金槌代わりに使用可能

 

刃の反対側の「背部分」には、金槌代わりに使用できるように硬い鋼がつけられています。この部分で杭などを打ったり、さまざまな用途で活躍します。


※但し、鉄等を打つと鋼が割れる場合があるため、テントのペグなど鉄製のものには使用しないで下さい。


刃の鋼は、安来鋼(やすきはがね)の「白鋼二号」を使用。
炭素が多く含まれているので鋭い切れ味が得られるのと、研ぎやすさとを兼ね備えた鋼です。
刃は「両刃」ですので、左利きの方もそのままお使いいただけます。
また刃先をカバーするケース付なので保管時にも安心です。


伝統の技で鍛造された、土佐刃物の本格片手切斧。
枝打ちからアウトドアまで幅広く活躍する、心強い一本です。



■くさびについての補足

柄は木製です。長年のご使用で木が痩せてくるため、再度打ち込めるように長めのクサビを打ってあります。


▼サイズ/仕様
【鋼】安来鋼 白鋼(割り込み)
【刃】両刃
【刃渡り】約9cm
【全長】約33cm
【天鋼(背)の厚さ】約1.8cm
【重量】刃の重さ:約550g/全体:約700~800g
【ケース】牛革
【利き腕】左右共通

※サイズ等は多少の個体差がございます。ご了承下さい。
※一本一本手作りのため、画像は代表画像です。


鍛冶職人紹介

 

世ノ本貢、昭和54年生まれ。
職人歴15年で、父とともに斧や鉈を制作している。趣味は野球、ソフトボールという、スポーツマンの一面を持つ若き鍛冶職人。

香美市土佐山田町の中心部から、車で10分弱の「植地区」にある秀常鍛工場。道路沿いにある工場にお邪魔すると、世ノ本さん親子がいつも熱心に作業をしています。
お父さんは昭和17年生まれで、職人歴50年以上の大ベテラン。跡取りの息子さんも職人歴15年(令和元年時点)と、二人そろって熟練の鍛冶職人さんです。
得意分野は斧、鉈で、本格的な斧を制作しているのは、香美市ではおそらく秀常鍛工場さんだけだと思います。

-鍛冶職人より一言-
土佐打ち刃物の伝統と技術を守り、一丁一丁仕上げています。

秀常鍛工場